トリートメントの成分も大変多く有り、トリートメントの成分の特徴で髪の補修力や、質感が変わります。
理想のヘアケアの為に何が良いのか分かると、トリートメントの効果を十分に発揮出来ます。
先ず、前回までで髪の成分は80%〜90%がケラチンとお伝えしました。
なので、簡単に言うとケラチンを補うのが一番髪に近いケアになります。
ただ、そのケラチンでも、表示は全部、加水分解ケラチンとなっていますが、ケラチンにも種類が有ります。
大きく分けると、
・低分ケラチン
・高分子ケラチン
になり、特徴が変わります。
分子が小さければ小さいほど、髪の中に浸透し髪の中を補修、分子が大きいと、髪の外(キューティクル)を補修します。
この、髪の中を補修する物なのか、外を補修する物なのか、この成分をどれくらい補うかで、髪の質感が変わります。
前回の理想のヘアケアにするには、この低分子の成分でしっかり中を補修し、疎水性にし、外側にうっすらシリコンなどの質感を乗せる。
外側に付ける成分で良いのは、質感はやっぱりシリコンが良いです。
ヘアオイルもシクロペンタシロキサンというシリコーンオイルが優秀です。
一時期シリコンはダメだ、みたいな風潮があったのですが、皆さんが好きなサラサラの質感はやっぱりシリコンが良いです。シリコンも色々種類があるのですが、普通に化粧品にも使われたり大変優秀な成分ですしね。
洗い流すトリートメントに含まれるシリコンは皮膚に付くと、刺激を感じる方もいるので、なるべく頭皮には付けないようにしましょうね。
更に、髪のキューティクル(外)が荒れていると、髪の中に入れた成分が簡単に外に流れ落ちるので、キューティクルを高分子の成分(ケラチンなど)で補修して、最後に質感になるシリコンやオイルを付けると良いです。
それでは、次回は実際にどのトリートメントをどの順番で付けると良いのかを共有していおこうと思います。
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